福山阿部藩
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歴代役員
友竹正則 友竹辰
ともたけ・まさのり ともたけ・たつ
声楽家、童謡歌手、俳優、タレント、詩人、随筆家、料理研究家
友竹正則


経 歴
生:昭和6年(1931年)10月9日、福山市三之丸町生まれ
没:平成5年(1993年)3月23日、肝臓癌で逝去、享年61歳
昭和19年(1944年) 13歳 広島県立福山誠之館中学校に入学 (昭和25年卒年次)
昭和24年(1949年) 18歳 学区制施行により、広島県福山南高等学校(現広島県立福山葦陽高等学校)3年へ転入学
昭和25年(1950年) 19歳 広島県福山南高等学校(現広島県立福山葦陽高等学校)卒業
昭和29年(1954年) 23歳 国立音楽大学声楽科卒業
二期会所属バリトン歌手
昭和30年(1955年) 24歳 「カルメン」のモラレスでオペラデビュー
昭和30年(1955年) 24歳 日本音楽コンクール(第24回)声楽部門第2位
昭和35年(1960年) 29歳 NETテレビ「みんなの歌」
昭和36年(1961年) 30歳 NHK「うたのおじさん」
昭和48年(1973年) 42歳 詩集『友竹辰詩集』刊行
昭和48年(1973年) 42歳 フランス遊学
昭和50年(1975年)7月22日 44歳 チャリティコンサート(福山市民会館)、誠之館25年会主催
昭和51年(1976年) 45歳 芸術選奨(第27回)文部大臣新人賞
昭和52年(1977年) 46歳 『オトコの料理』刊行
昭和53年(1978年) 47歳 菊田一夫演劇賞
昭和54年(1979年)〜
 昭和57年(1982年)
48〜
51歳
テレビ「くいしん坊万才」
昭和55年(1980年)8月1日 49歳 チャリティコンサート(福山市民会館)、友竹正則後援会・誠之館25年会主催
昭和61年(1986年) 55歳 内臓疾患で入退院を繰り返すが仕事の意欲は旺盛
昭和61年(1986年) 55歳 ミュージカル・オペラ、劇団「歌座」の音楽監督
昭和63年(1988年) 57歳 「赤とんぼコンサート」始まる
平成4年(1992年) 61歳 日本童謡賞特別賞
平成5年(1993年)3月19日 62歳 最後の舞台 ミュージカル「人生はこれからだ」に出演
福山大学名誉教授
日本オペラ協会理事
インターナショナル・カルチャー所属
ミュージカル等で芸術祭優秀賞を多数受賞
勲四等瑞宝章


生い立ちと学業、業績
広島県福山市生まれ。詩人としてのペンネームは友竹辰(ともたけ・たつ)

昭和19年(1944年)福山誠之館中学校入学、昭和24年(1949年)学区制施行により福山南高校(現福山葦陽高校)3年へ転入学、昭和25年(1950年)同校卒、昭和29年(1954年)国立音楽大学声楽科卒。

中学・高校在学中から文芸・演劇・声楽などに熱中し、多芸ぶりを発揮する。

大学卒業後、戦後のわが国音楽界にあって、表現力のある歌唱と実力のある個性演技派として、童謡、オベラ、ミュージカルなど、コンサートをはじめラジオ、テレビ、レコード、舞台で活躍し、その溢れる才能と庶民的なキャラクターによる多芸ぶりでの活躍により、多くの人に親しまれた。

声楽は、武岡鶴代、ネトケ・レーぺ(Netke Lowe,Margarete)、ジェラール・スゼー(Gerard Souzay)の三氏に師事。
二期会所属バリトン歌手。
昭和30年第24回日本音楽コンクール声楽部門第2位に入賞して、楽壇にデビューする。
そして、同年「カルメン」のモラレス役で、オペラの初舞台を踏む。
以来、オペラ、オペレッタ、商業演劇、放送の世界などで活躍する。
昭和35年(1960年)NETテレビ(現テレビ朝日)の「みんなの歌、たのしい歌」、昭和36年(1961年)NHK「うたのおじさん」にレギュラー出演し、優れた歌唱と親しみやすいキャラクターが注目を浴び、ラジオ、テレビ、ステージそしてレコードで童謡その他多くの歌を唄い、「子どもの世界」で、第一人者の地位を確立した。
その他、NHKテレビ「ドレミファ船長」では、昭和38年からレギュラーを務め、子どもをはじめお茶の間の人気を集めた。
今思えば、童謡の普及、発展に尽くした彼の役割は、非常に大きい。
特に、彼の創唱によって世に出た子どもの歌は、多数にのぼる。

さらに表現力豊かな歌唱と個性的な演技で、ミュージカルの分野にも進出し、昭和44年(1969年)市川染五郎(現松本幸四郎)主演のミュージカル「ラ・マンチャの男」に神父役で出演したことが、彼の舞台人生を決定的なものにした〔以後平成元年(1989年)まで約20年出演〕。
そして本格的に唄って踊れ、しかも優れた演技力のある貴重なタレントとして、活躍するようになった。

昭和48年(1973年)には、フランスに遊学して見聞を広めた。
昭和50年(1975年)と55年(1980年)には、誠之館二五年会・友竹正則後援会主催のチャリティーコンサート(福山市民会館)に帰省出演し、また昭和58年(1983年)に再建を始めた広島交響楽団を「励ます会」にノーギャラで出演するなど、郷土を思う心意気を示し、故郷とのつながりも深かった。

昭和54年(1979年)から昭和57年(1982年)まで、テレビの「くいしん坊!万才」にレギュラー出演し、「くいしん坊」のイメージで、お茶の間にも親しまれた。
この間全国各地に味行脚し、料理研究家として著書も出すようになった。
主な著書に『オトコの料理』、『いい味いい旅あまたたび』、『日本人万歳』、『メニューは貴女から』などがある。

また、友竹辰のペンネームで、大岡信、谷川俊太郎らと詩の同人誌『櫂
(かい)』を主宰して、数多くの詩作をした。
昭和48年(1973年)には、『友竹辰詩集』を刊行するなど、詩人としてもユニークな存在であった。
その他に、『聲の歌』などを出版している。
なお、郷里の福山女子高校(現銀河学院高校)の校歌を、作詞・作曲している。

昭和61年(1986年)内臓疾患のため体調を崩し、入退院を繰り返していたが、その間も仕事に対する意欲は衰えず、舞台、テレビなどに出演した。
なお、ミュージカル・オペラ劇団「歌座」には、昭和61年(1986年)創立以来参加し、亡くなるまで音楽監督を務めた。
昭和63年(1988年)から、ライフワークとなった「赤とんぼコンサート」(パートT)を始めて全国各地を巡ったが、平成4年(1992年)10月の(パートV)が最後のコンサートとなった。
平成5年(1993年)亡くなる直前に、最後の舞台ミュージカル「人生はこれからだ」に出演している。
その4日後、肝臓がんにより61歳で逝去。

このように、持てる多才な能力と地道な努力によって、ラジオ、テレビ、舞台、レコード、詩作、エッセイ、料理研究など、その活躍は多方面にわたり、まことに多彩な人生を送った。

福山大学名誉教授。日本オペラ協会理事。インターナショナル・カルチャー所属。
   石井和佳(昭和25年卒)
・主な主演作品
<オペラ・オペレッタ>
「カルメン」「三文オペラ」「天国と地獄」「ボッカチオ」「春琴抄」「天主物語」「蝶々夫人」「昔噺人買太郎兵衛」
<ミュージカル>
「ザ・ファンタスティックス」「メイム」「サウンド・オブ・ミュージック」「ラ・マンチャの男」「屋根の上のヴァイオリン弾き」「マイ・フェア・レディ」「ボンソワール・オッフェンバック」「ラ・カージュ・オ・フォール」「ミズ」「血は立ったまま眠る」「テイキング・マイ・ターン」「オリバー」「賢者の贈り物」「うたよみざる」

<テレビ>
「みんなの歌、たのしい歌」「ドレミファ船長」「くいしん坊!万才」「明日」(日本テレビ35周年記念ドラマ)「日本のメロディ」、その他「題名のない音楽会」には度々出演。その他音楽番組、トーク番組など、出演した番組は数多い。
<ラジオ>
「NHK/うたのおじさん」「FM愛知/友竹正則のあいち・ディスク・スカッシュ」「JFN/友竹正則のダンディータイムズ」
<レコード>
キングレコード/黒人霊歌集、バラ色の街で、新しい日本リードを歌う、日本の郷愁を歌う、日本のこどものうた名曲集、赤とんぼ。CBC・ソニー/ぞうさん。
<コンサート>
ドイツ・リード、日本歌曲、童謡のリサイタルなど、数多くのコンサートを開いたが、近年では「赤とんぼコンサート・パートT」を行った。(その後、パートU、パートVまで続いた。)


誠之館所蔵品
管理 氏 名 名  称 制作/発行 日 付
04890 福山誠之館高等学校誠之会 編 『誠之(1948)』、32頁、友竹辰比古、「桃太郎の情死」 福山誠之館高等学校誠之会 昭和24年


探しています
氏 名 名  称 制作/発行 日 付 コメント
友竹辰 著 『詩集 聲の歌』 的場書房 昭和32年
友竹正則 編 『あそび歌のほん』 昭和38年 (共編)
友竹正則 著 『英語のうた』 研究社 昭和39年
友竹正則 著 『おかあさんといっしょ(夢の国のお姉さま/リズムおやこ)』 ヤマハ音楽教室 昭和40年ごろ
友竹辰 著 『友竹辰詩集』 思潮社 昭和48年
友竹正則 著 『オトコの料理』 三月書房 昭和52年
友竹正則 著 『メニューは貴方から』 アイペック 昭和58年
友竹正則 著 『いい味いい旅あまた旅』 六興出版 昭和61年
友竹正則 著 『日本人万歳』


2005年5月27日更新:本文●2006年5月26日更新:タイトル・連絡先(削除)●2007年9月7日更新:経歴●2010年3月5日更新:経歴●2010年7月30日更新:本文・誠之館所蔵品・探しています●