Fuchu Museum of
Furniture and Woodworks

府中家具木工資料館



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長火鉢

ながひばち
長火鉢
年代 : 大正時代
素材 : 欅 (けやき)
寸法 : W54cm×D31.5cm×H27cm

【解説】
この火鉢は「関東長火鉢」と呼ばれるもので、火鉢の脇に湯呑などを置くための猫板 (別名げす板) が付いているのが特徴。 猫板の上は温かいので、ここに猫がよくうずくまることからこう呼ばれる。
ちなみに関西で流行った長火鉢は、火鉢の四方に幅の広い板が付き、その上に湯呑などを置いた。
火鉢は木炭を使った暖房器具ですが、その他にも様々な機能を備えていて、火鉢の中に銅壷(どうこ)または鉄壷を入れ、ここでお酒の燗をつけたり、五徳(ごとく)に鉄瓶をかけ、いつでも湯が足りるようにしていた。 また長火鉢には引出しが付いており、その中は乾燥しやすいのて海苔や煙草を入れていた。


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