
シルバーハート Silver heart
[その他の名称]
アニグレ(Anigre)、縮杢が現れたものを商品名でサテンシカモアと呼ぶ。

アカテツ科の広葉樹。散孔材
学名:Aningeria sp.

ナイジェリア、ウガンダ、コートジュボアール、アンゴラ、ケニヤなど、アフリカ中部の熱帯雨林。

辺心材の区分は不明瞭で、心材は桃色を帯びた白褐色、辺材は淡色を呈する。
美しい縮杢が出ることがある。

木理は通直で、木肌はやや粗い。シリカを含むので、加工の際は刃物の磨耗が早い。
生材の内は、菌類により変色しやすいので早期処理が必要。耐朽性は低い。幅の広い材がとれるので使いやすい。
気乾比重 : 0.57

一般建築材、建具、造作材、化粧合板など。家具材としては、イタリアンウォールナットの代替え材として近年登場し、欧米で定着した。また、着色して国産材のカバ材の代替品としても使われている。

樹木は通直で高木になり、幹は太く円筒形の良い形をしている。