
ササフラス Sassafras
[その他の名称]
ゴールデンエルム

クスノキ科の広葉樹。環孔材。
学名:Sassafras albidum

アメリカ東部。

心材はチェストナットに似た薄褐色から橙褐色。辺材は幅が狭く黄白色。木目は一般に通っており、雰囲気はアッシュに似ている。

木質は、アッシュよりも軟らかく、弱く、裂けやすい。木肌目は粗いが、表面仕上げは良好。接着に優れる。釘打ちは割れが起こりやすいため、事前に穴あけが必要。安定性に若干欠け、割れが起こりやすいため、乾燥時に注意を要する。心材は耐朽性がありるが、辺材は虫害を受けやすい。
気乾比重 : 0.50

家具、窓、ドア、キッチンキャビネットなど。

香気を有する樹として知られ、根からはササフラス油が採れ、石鹸の原料となる。また根や
樹皮からはササフラス茶や漢方薬が採れる。
Photo by (c) American Hardwood Export Council