ニガキ科ニガキ属の落葉高木 学名 : Picrasma quassioides
北海道、本州、四国、九州及び朝鮮、中国、ヒマラヤに生育する。
辺心材の色調差は明瞭で、心材は黄色で辺材は黄白色を呈す。
木質はやや堅くて粘りがある。木目は鮮明で木肌はやや粗い。加工は容易。 気乾比重 : 0.58
器具材のほか、黄色味の強いものは寄木細工や木象嵌などに使われる。
名前のとおり苦味があり、樹皮を乾燥させ生薬の苦木(にがき、くぼく)となる。