
マホガニー 【桃花心木】 mahogany

センダン科の広葉樹。散孔材。
学名 : Swietenia macrophylla King.

中米及び南米に分布。

辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄色っぽく、心材は淡紅褐色から淡橙褐色を呈し、金色の光沢がある。
長い間、光にさらすと色合いが濃くなる。また、柾目面にはリボン杢が現れることがある。

材の加工性や寸法安定性、耐久性など優れている。また、天然乾燥の速度も速く、狂いや割裂も少ない。
気乾比重 : 0.65

家具材、彫刻材、楽器、模型、内部装飾材など。また、高級車のダッシュボードやハンドル、シフトノブなどにも伝統的に用いられる。

古くから世界的な銘木の一つで、特に欧米で高く評価されている。ホンジュラス産の、いわゆる「ホンジュラスマホガニー」が最高級とされるが現在では伐採禁止にされている。
今では有用な造林樹種として、アフリカや東南アジアなどの熱帯地域で植栽されている。