
クロマツ 【黒松】
[その他の名称]
オマツ【雄松】、オトコマツ【男松】

マツ科マツ属の常緑針葉樹。
学名 : Pinus thunbergii.

天然分布は、本州北部から四国、九州に至る。また、朝鮮南部や済州島にも自生する。

樹皮は黒褐色で、辺心材の境界は不明瞭。辺材は淡い黄白色、心材は淡い褐色。
赤松に比べ、幹が曲がったものが多く、枝は太い。また、樹脂分も多い。大きな生節や脂壷があらわれるものがある。

材質は、針葉樹の中では重硬いで、水湿によく耐える。表面仕上げはあまり良くない。
気乾比重 : 0.57

建築材、土木材、船舶材、枕木、坑木など。樹幹から松脂やテレピン油を採る。

葉は、アカマツ(赤松)よりも太くて剛く、より低地・海岸近くに多い。