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花梨・カリン
カリン 【花梨・花欄・花林】

[その他の名称]
広義に花梨(カリン)と呼ばれ、フイリピンではナーラ (Narra) 、インドネシアでは、リングア、パプアニューギニアではニューギニアローズウッド (N.G.rose wood) 、ソロモンバドゥクとも呼ばれる。英名でアングサナ(Angsana)。また、別名インドシタン(印度紫檀)と呼ばれることもある。


マメ科 Pterocarpus 属の広葉樹。環孔性散孔材。
学名 : Pterocarpus indicus Willd.


フィリピン、インドネシア、ニーギニア、マレーシア


辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材は黄褐色からやや紫色を帯びた赤褐色を呈す。一般に均一な色調を示すことは少なく、縞模様になることが多い。


木理はかなり交錯し、強勒で硬い。木質は重く、肌目はやや荒い。 切削・加工は、比較的容易で、表面仕上は良好。ゆっくり乾かさないと乾燥によって狂いやすい。磨くと光沢が出て美しい。
気乾比重 : 0.57〜0.63


唐木の一つで家具、器具、楽器など装飾的な目的で使われることが多い。また、建築材としては、床柱、床廻り材などに使用される。


バラ科の果樹・花木として知られるカリンとは全く別の種類である。
本花梨と称されるパドウクと比べると、木質は少し軟らかく、色調も淡い。



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