
マカンバ 【真樺・椛】
[その他の名称]
マカバ、ウダイカンバ

カバノキ科シラカンバ属の落葉広葉樹。散孔材。
学名:Betula maximowicziana

本州中部以北に分布し、多くは北海道に自生する。高さ30m、直径1mぐらいまでになる。

辺材(白太)は淡い紅白色、心材(赤身)は淡い紅褐色。
赤みの濃い真樺は、希少になってきており、近年、入手が難しくなっている。年輪はやや不明瞭。

重硬で均質な材。肌目は緻密で上品な風合がある。加工性は中くらいで、表面の仕上げは良好。接着性は良い。
気乾比重 : 0.50〜0.69

洋家具材、床材、器具材、造作材など。特にベニヤ材は最高級品。

同属のものに、シラカバ(白樺)、ダケカンバ、ミズメなどがある。
シラカバのことを樺桜と言うように、この種の木材を業界では「サクラ」と呼んでいる。