
ジョンコン jongkong

ノボタン科の広葉樹。散孔材
学名 : Dactylocladus stenostachys Oliv.

インドネシアのサバ、サラワクなど、ボルネオの泥炭湿地に産する。

辺心材の区分は明らかでなく、材はの色調は淡橙褐色〜淡桃褐色を呈す。

木理は通直で、肌目はやや粗い。
日本でヒラタキクイ虫の虫害に侵されにくくて、収縮や狂いが少ない。耐久性は低い。
気乾比重 : 0.48〜0.56

板目材面に、一見虫食い似た孔が現われるため、装飾的な用途は不向き。主に、家具などの骨組み材(芯材)に使用され、その評価は高い。

樹皮には先端の尖った繊維が多量に含んでおり、加工する際、皮膚に刺さると、かゆみや痛みを感じる。