
イペ ipe
[その他の名称]
タベブイア(tabebuia)、ラパチョ(lapacho)、イペタバコ(ipe tabaco)

ノウゼンカズラ科 Tabebuia 属の広葉樹。
学名 : Tabebuia serratifoliaを含む Tabebuia spp.

ブラジル、ペルーなど南米アマゾン川流域に分布。

辺心材の区分は明瞭で、辺材は黄白色、心材は黄色がかった緑褐色を呈す。

木質は重硬で木理は交錯。
木肌は緻密で表面の仕上がりは良好。反りやひび割れが少なく材の安定性が高い。耐水性、防虫性に優れる
気乾比重 : 0.91〜1.20

耐朽性に優れるので建築用の構造材、フローリング、ウッドデッキ、船舶材、桟橋、木橋、枕木などに用いられる。

道管中に黄色いラパコールを含んでいることが特徴で、この成分が防虫効果をもたらす。
製材時に皮膚炎を起こすことがあるので注意が必要。