
ヒバ 【羅漢柏・檜葉】
[その他の名称]
アスナロ 【翌檜】、しろび、あて、あすひとも言う。

ヒノキ科ヒノキ属の常緑針葉樹。
学名 : Taujopsis dolabrate

北海道南部から本州、四国、九州に及ぶ。

辺心材の区別はやや不明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡黄色を呈す。特有の匂いがある。アテが出やすい欠点がある。

やや軽軟な材で、加工性は良く表面仕上げは良好。心材の保存性は高く、水湿によく耐える。乾燥段階で干し割れしやすい。
気乾比重 : 0.41

平泉の中尊寺がヒバを使って建てられいる事で知らるように建築用材に用いられ、その他、船舶材、土木材、枕木などの用途がある。
樹皮は火縄または縄となる。

「明日はヒノキになろう」の意味でアスナロ(翌檜)とも呼ぶ。
抗菌性のあるヒノキチオールが存在することで注目されている。(同種のヒノキには含まれない。)