
ハンノキ 【榛の木】
[その他の名称]
ヤチハンノキ、ハリノキ、赤楊

カバノキ科ハンノキ属の落葉広葉樹。散孔材
学名 : Alnus japonica

北海道、本州、四国、九州に自生。また、朝鮮、満州にも分布。主に、山野の湿地に生え、幹は直立し、15メートルに達する。蓄積量は少ない。

辺心材の境界は不明瞭で、辺材は淡い黄褐色、心材は灰褐色を呈する。年輪はやや不明瞭。

木質はやや重硬で木肌は緻密。加工性や表面仕上げは中程度。乾燥はやや困難。割裂性は小さい。
気乾比重 : 0.47〜0.53

器具材、建築材、土木材、鉛筆材、薪炭材など。

三月ごろ、葉の出る前に小さい花をつける。果実は松かさ状で、染料として用いる。
木質は同属のアルダーとほぼ同じ。