[その他の名称]
コバノトネリコ、アオタゴ

モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。環孔材
学名 : Fraxinus lanuginosa f. serrata

北海道、本州、四国、九州に自生。また、南千島や朝鮮にも分布。

辺材の境界が区別できないものが多く、色調は全体に黄白色。時に、不鮮明な淡い黄褐色の心材を形成することがある。年輪は明瞭に現れる。

木質はやや重硬で強靭。木理は通直で、木肌は緻密。ねばりがあるので曲木にも適する。
気乾比重 : 0.62〜0.71

スキー板、野球バッド、テニスラケットなどの運動具材、器具材、機械材、床柱などの建築材など。高級な家具材としても使われるが、樹が小さいので一般的ではない。

高さ10〜15m、太さ30〜50cmに育ち、5月末から6月にかけて白い小さな花をたくさんつける。
アオダモのアオは、樹皮を水に入れると青くなることからきたものらしく、
この青い汁は染料に使われたこともある。