
アフリカンブラックウッド African blackwood
[その他の名称]
グラナディラ (Grenadilla Wood)、アフリカンエボニー (African ebony)、アフリカ黒檀

マメ科(Leguminosae )、Dalbergia属の広葉樹
学名 : Dalbergia melanoxylon

タンザニア、モザンビークなどのサバンナに生育。

辺芯材の区分は明瞭で、辺材は黄白色で、心材は暗紫褐色から黒色。

木質は極めて重硬で、加工は困難。材面は緻密で均質、光沢のある仕上がりとなる。材面にやや油味がある。
気乾比重 : 1.2

音の響きが良いことや轆轤 (ロクロ )加工に適していることからオーボエやクラリネットなどの木管楽器に使われる。
その他、万年筆の軸、ナイフ柄、ステッキ、象嵌等にも利用される。

カキノキ科の黒檀 (コクタン) に非常に良く似ているが、アフリカンブラックウッドはマメ科で、紫檀やローズウッドの仲間である。
黒檀よりも硬くて材面は滑らかである。