
パドウク Padoauk
[その他の名称]
本花梨、ビルマカリン、ビルマローズウッド (Burmese Rosewood)、プラドゥー(Pradoo)、パド、アンボイナ(amboyna)

マメ科 Pterocarpus 属の広葉樹。環孔性散孔材。
学名 : Pterocarpus macrocarpus

ミャンマー、タイ北部、カンボジア、ベトナム

辺心材の区分は明瞭で、辺材は淡い黄白色、心材はやや紫色を帯びた赤褐色を呈す。木理は交錯し、柾目面にはリボン模様が現われる。

木質は重く強勒で硬い。肌目はやや荒い。
切削・加工は、比較的容易で、表面仕上は良好。ゆっくり乾かさないと乾燥によって狂いやすい。磨くと光沢が出て、美しい。
気乾比重 : 0.81〜0.9

唐木の一つで家具、器具、楽器など装飾的な目的で使われることが多い。また、建築材としては、床柱、床廻り材などに使用される。

広義に花梨と呼ばれるナーラやリングアと比べると硬くて赤みが強く、本花梨として区別される。
同属の樹種に、アフリカ産のアフリカンパドウクがある。
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