
ニューギニア ウォルナット New Guinea walnut
[その他の名称]
ダオ (dao) 、レオ

ウルシ科 Dracontomelon 属の広葉樹。
学名 : D.puberulum、D.mangiferum、D.dao

ビルマからインドネシアなど、東南アジアを経て、ニューギニアに分布。
同属の樹種にフィリピン産のダオがある。

辺芯材の区分は明瞭でなく、心材は黄褐色、赤褐色、黄灰色などを呈し、辺材は心材と比べるとやや淡色である。特色は、赤褐色、灰黒色、黒色など濃色の縞が現われることで、こうした材は高く評価される。しかし、時に、ほとんど縞が認められないものもある。

木質は軽軟なものからやや重硬なものまである。木理は交錯、あるいは波状を示すものがある。
肌目は粗いが、独持の光沢をもち、リボン杢が現れることがある。
乾燥時に反りやすいが、加工性はよい。耐朽性は中程度
気乾比重 : 0.31〜0.61

ブラックウォルナットの代用として利用されることが多く、良材は家具用のツキ板にして用いられる。

市場名で、ニューギニアウォルナットと呼ばれているが、クルミ科のウォルナットとは全く別の種類である。