
テレンタン Terentang
[その他の名称]
ニューギニアでは、キャンプノスペルマ (Campnosperma) と呼ばれる。

ウルシ科 Campnosperma 属の広葉樹。
学名 : Campnosperma spp.

フィリピン、マレーシア、インドネシアを経てニューギニアに分布。また、同属のものは中南米やアフリカにも生育。

辺心材の区分は明らかでなく、材の色調は全体に淡桃色ないし、淡い桃色を帯びた灰色をしている。

木理は交錯し、肌目はやや緻密。加工は容易であるが、耐久性は低い。
気乾比重 : 0.32〜0.56

家具の芯材、引出しの側板、梱包材、建具、マッチの軸木、割り箸、合板など。

低地林や泥地などの湿地に自生し、他の木を見渡せるほどの高い木に生育する。