
マコレ Makore
[その他の名称]
ナイジェリアでは、アガモクウエ (Agamokwe)、ガーナではバク (Baku)、アバク (Abaku) など呼ばれる。
また、イギリスではチェリーマホガニー、アメリカではアフリカンチェリーと言われる。

アカテツ科 Tieghemella 属の広葉樹。環孔性散孔材
学名 : Tieghemella heckelii A.Chev

熱帯西アフリカに分布。

辺材は淡桃色で、心材は桃色から赤褐色、暗赤褐色。時に濃淡の縞を有するものもある。

木質は重硬で均質。木理は通直なものと交錯するものがあり、肌目はやや緻密。仕上げ面には美しい光沢がある。切削・加工は容易であるが、材中にシリカ (硅酸石灰) を含み、刃物の磨耗を早めたり損傷することもある。また、細かい木粉が鼻の粘膜を刺激し、くしゃみなどが出やすくなる。耐久性は高く、シロアリなどの虫害にも強い。
気乾比重 : 0.66

家具材、ドア材、楽器、フローリング、彫刻材、ツキ板など。カバ材やマホガニーの代用として使われることが多い。