
ケンパス Kempas

マメ科 Koompassia 属の広葉樹。
学名 : Koompassia malaccensis Benth.

東南アジア及びニュージーランドに分布。

辺心材の区別は明らかで、辺材は淡い黄白色、心材は赤褐色を呈し、時間の経過とともに濃褐色に変わる。

木質は重硬で、木理は交錯している。肌目は粗い。耐久性に優れる。乾燥の際に割れがおきやすく、その後は狂いが少ない。粘りがあり、強いので、脚物家具に使われる。
気乾比重 : 0.77〜0.95

家具材、室内装飾材、梱包材、防腐処理をして枕木などに用いる。

同属のメンガリス (学名 K.excelsa) は、東南アジアで最も大きくなる樹木。