
ゲロンガン Geronggang

オトギリソウ科 Cratoxylon 属の広葉樹。
学名:C.arborescens

Cratoxylon 属は、東南アジアに分布し、12種類が知られている。

辺心材の境界は明確でなく、心材は淡い桃色ないし赤褐色で、辺材は淡色である。

木理は交錯し、肌目は粗い。材面には黄金色の光沢がある。耐久性は低い。シリカを含み、鋸などの刃物を傷めることがある。

家具用芯材、引出しの側板など、ラワンやメランチの代用として幅広く用いられる。
気乾比重 : 0.44

この属の木材は、やや軽軟な材として知られているが、同属の中には比重の高いものもあり Geronggang batu として区別されることがある。