
アルトカルプス Artocarpus
[その他の名称]
インドネシアやマレーシアではケレダン(Keledang)、ニューギニアではカピアックと呼ばれる。

クワ科パンノキ属の広葉樹。
Artocarpus spp.

東南アジア及びニューギニア地域に分布。

辺心材の区分が明らかなものと、そうでないものがある。前者は、淡い緑色を帯びた黄色ないし黄褐色。後者は、黄白色ないし灰白色を呈す。

材質は、軽軟なものからやや重硬なものまである。木理は交錯し、肌目は粗い。
気乾比重 : 0.34〜0.57

重硬な材は、箱材、芯材、枠材、造作材などの用途があるが、軽軟な材は確立した用途を持たない。