
ブラックビーン Black Bean

マメ科カスタノスペルマム属の広葉樹。
学名 :Castanospermum australe

パプアニューギニア、オーストラリア、ソロモン諸島など。蓄積量が少ない希少材。

心材と辺材の色の差は明瞭で、辺材は淡黄白色。心材はチョコレート色から濃褐色を呈す。
材の色は均一ではなく、濃淡による縞が現れることがある。

木質は重硬で肌目はやや粗い。加工性は良好。耐朽性に優れる。乾燥は難しいが、乾燥後の狂いは少ない。
気乾比重 : 0.6〜0.8

家具用材、轆轤細工、象嵌、銃床、ツキ板など。板の反りが少ないのでビリヤード台にも使われていた。

樹高30〜40mにもなる常緑高木であるが、わが国では「オーストラリアビーンズ」や「ジャックと豆の木」、「ジャックビーンズ」の名で観葉植物として販売されている。