
シマルバ Simarubo
[その他の名称]
マルパ(marupa)、カセッター(caixeta)、セドロ(Cedro)

ニガキ科シマルバ属の広葉樹。
学名 : Simarouba amara

中米から南米にかけて生育。

辺心材の区分は不明瞭で、全体に白から黄白色を呈し均一な色をしている。木目は不鮮明。

木質は軽軟であるか適度の強度がある。加工性に優れ、仕上げると滑らかな肌ざわりと光沢感が得られる。
但し、ロータリー切削は、鋭利な刃で高速で行う必要がある。塗料の着色性も良い。シロアリなどの虫害に侵され易い。
気乾比重 : 0.4

建具材、内装材、玩具、楽器、木型、合板などに用いられる。

ニガキ科の植物は苦味質のカッシン(quassin)が含まれており、樹皮などからの抽出物は殺虫剤として使われていた。