
エノキ 【榎】

ニレ科エノキ属の落葉広葉樹。
学名 : Celtis sinensis var japonica

本州、四国、九州の山野に生育する。その他、朝鮮半島、中国にも分布。

辺心材の境界はあまり明瞭でなく、心材は淡い黄褐色、辺材はそれより明るい淡黄色。

木質はやや硬いが、強度は比較的小さい。狂いが生じやすく、腐れによる変色した条が出ることがある。
気乾比重 : 0.6〜0.75

建築材、器具材、薪炭材など。材の感じがケヤキに似ることから、その代用として家具材などに用いられることもある。

高さ 20 メートル、幹の直径は 1 メートル以上になり、江戸時代に一里塚として植えられた木として有名。
また、葉は国蝶オオムラサキの幼虫の餌となる。