
リグナムバイタ Lignum vitae
[その他の名称]
グアヤック、癒瘡木(ユウソウボク)

ハマビシ科の広葉樹
学名 : Guaiacum officinale, Guaiacum sanctum, Guaiacum guatemalense

中米から南米北部。

辺材は灰白色で、心材は茶褐色。経年変化により濃緑褐色となる。製材した面に触れてみると蝋の様な感触がある。

木質は極めて重硬で、材面は緻密で均質。加工は困難で金属加工機が使われる。耐久性に優れる。
気乾比重 : 1.28 世界で一番重い木材として知られている。

印鑑、数珠、ステッキなど。硬くて耐摩耗性に優れているので、古くは、船舶のスクリューシャフトの軸受けやウッドベアリング材として使われていた。また、ボーリングのボールとしても使われていた。

成長は非常に遅く、小型の樹木で樹高は約3m、直径30cm程度にしか成長しない。
リグナムバイタはラテン語で「生命の木」を意味し、この樹の樹液が万病に効くとされ、非常に高値で取引されてきた。