友 引


  「友引には葬式をしない」とは、広く言われています。
  この「友引」とは、よく知られていますように、六曜(六星)と
  いう暦日の考え方ですが、三国志で有名な軍師、諸葛孔明が
  日の吉凶に関する占いをたて、戦略に利用したのが起源と
  いわれています。吉凶の日に応じて戦えば必勝するとの信念を
  与え、将兵の士気を大いに鼓舞したとされています。

    従って、六曜の本来の意味を見てみますと、次のようになります。
  「先勝」、争いごと午前吉。
  「友引」、争いごと友に引き分け、正午凶。
  「先負」、争いごと午前凶。
  「仏滅」、争いごと終日凶。
  「大安」、争いごと終日吉。
  「赤口」、争いごと正午吉。

    このように六曜は、本来は「争いごと」を根底に考えられたもの
  なのですが、現在ではその本来の意味は失われ、
  結婚式は大安にする、友引には葬式はしないという具合に
  なってしまいました。
    こうして考えてみますと、「争いごと終日吉」の大安の日に結婚
  式をして夫婦円満を願う、というのもおもしろいものです。
  夫婦ゲンカがおきるのも無理はないのかもしれません。