神宮寺
(住所) 広島県御調郡向島町1206

(本尊) 千手観世音菩薩

(御詠歌)
 塵の世の 塵にまみれし 身なりとも
  頼り甲斐ある 慈悲のみ仏  
( 由 来 )
永録年間(1558)岡島城主、村上新蔵人源吉満(吉充)が
田尻古神宮寺へ菩提寺として建立したが、永承二年
大火により焼失。庄屋吉原六右ヱ門が、現在地を寄進し
再建したと伝えられる。
当時、八幡宮の別当として関係していた記録があり、
不動明王堂、稲荷大明神、金比羅大権現をまつる社殿が
共に鎮守堂としてまつられている。
現在、不動明王堂は残っていないが、境外仏堂として、
大師堂、地蔵堂が残っている。

本堂安置仏は、阿弥陀仏、不動明王、愛染明王、
本尊千手観音であるが、それぞれ当時落ちのびて来た
武者の守護仏と伝えられている。

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