(通称) 阿伏兎観音(あぶとかんのん)

(住所)
 広島県沼隈郡沼隈町能登原1427-1

(本尊) 十一面観世音菩薩

(御詠歌) うみわたる よのなかなかに まるきはし
        かけてちかいし みのりとそしる
観音堂(見所) 
磐台寺本堂(重要文化財)
観 音 堂(重要文化財)
( 由 来 )
航海安全の祈願所として、また子授け観音・安産の守護として
正暦三年(九九二)花山天皇により建立され、室町時代に再建
されたと伝えられる。
本尊は石仏十一面観音で、花山天皇の祈願仏として知られている。
その後観音像は、源平の大乱で兵火にあい海に没していたが、
暦応元年(一三三八)の頃、信仰していた鞆の浦の漁夫に
ある日夢枕でお告げがあり、阿伏兎岬の沖合で網にかけ
引き上げられた。このことを伝え聴かれた時の武将毛利輝元が
堂宇を再建し、寛永寛文年間に福山城主水野・阿部公などの
修補によって現在に至っている
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