不動院
(住所) 岡山県浅口郡里庄町新庄3167

(本尊) 不空羂索観世音菩薩

(御詠歌)
 三部山 不動院の四方の金の波
   豊に寄せて 秋を頌(たた)ふる  
( 見 所 )
 本尊不空羂索観世音菩薩は御丈一・一三米、木仏立像で秘仏
 瑜伽大権現(境内西側)は児島蓮台寺より文政七年に勧請
 西南にある五重塔は大原焼の代表的名作
( 由 来 )
当院は、山陽本線里庄駅南方0.7kmにある小高い丘陵に
位置している。

寛文5年備前藩主池田光政が寺院整理を行ない、里見にある
霊山寺が廃寺になるや、同寺の智算和尚は当地に移居し、
元禄6年不動院を開基建立したのである。
多年の星霜を経て、堂宇腐朽甚だしきをみるにいたり、
第十六世智賢和尚改築を発願、昭和8年四月本堂庫裡を
新築落成、現在に至る。

境内にある瑜伽大権現は、毎年陰暦六月二十三日を祭日とし、
宵祭は群参でにぎわう。
鐘楼堂は明治15年建立、梵鐘はかつて供出し、現在のものは
昭和39年に鋳造したものである。

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