頼久寺
(住所) 岡山県高梁市頼久寺町18

(本尊) 聖観世音菩薩

(御詠歌)
頼むこと 久しき寺の 林泉に
 なびくいみじき 秋の霧かな
小堀遠州作 庭園(見所)

国重文 釈迦三尊像

国指定名勝 小堀遠州作庭園
( 由 来 )
天柱山頼久寺は、臨済宗永源寺派に属し、暦応2年(1338)
足利尊氏が再興して備中の安国寺と号し、当時中国より帰国した
寂室元光禅師を迎請して開山始祖とした。後の永正年間(1504)に、
松山城主上野頼久公が大檀越となり寺観を一新された。
大永元年の頼久公の逝去により、頼久の二字を加えて
安国頼久寺と寺号を改称した。
その後、慶長九年(1604)小堀遠州が備中の国奉行となり
元和五年までこの地にいた。当寺の庭園は、その頃の遠州の
作庭によるもので、蓬莱式枯山水庭園であり、白砂敷の中央に
鶴島、その後方に亀島の二つの低い築山状の島を置いて石を組み、
書院左手の山畔に沿ってサツキの大刈りこみで青海波を
表現した庭園である。
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