宝島寺
(住所) 岡山県倉敷市連島町矢柄5633

(本尊) 十一面観世音菩薩

(御詠歌)
 父母の 恵みも深き 宝島寺
 仏の誓い たのもしの身や
( 由 来 )
当山は、理源大師聖宝尊師によって、平安時代初期
貞観元年春三月に開創された。
元慶四年(約千百年前)連島の中央、矢柄の地に数十の
堂搭伽藍を建立。以後数度の兵火にあうも、空覚・顕誉・頼誉・
寂厳・雲照等の数多くの高僧を輩出し、徳川時代以前には、
備中談議所・備中七本寺の随一の格式を有し、
厳宮任助一品親王は兵乱を逃れて御滞在されるなど、
末寺十ケ寺末庵二十を数える由緒正しい古刹である。
徳川期には、小堀遠州備中松山代官の援助をうけ庭園等整備し、
現在にいたっている。
十一面観世音菩薩を本尊にいただき、脇侍に不動明王・毘沙門天・
聖天尊をまつり、虫封じ・安産・金銀融通の霊場として参拝されている。
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