数   珠


   数珠(じゅず)は、仏さまにお参りするときに欠かせない
  大切な法具のひとつです。

   その作法としては、左手の手首にかけてお参りをしますが、
じゅずのえ  合掌をして拝むときには、両方の手を合わせた、
  その親指と人さし指のあいだにかけて拝みます。
   数珠の由来については、さまざまいわれており
  ますが、そのひとつとして、私たち人間には百八の
  煩悩ぼんのう)があり、それを断ち切るために百八玉の
  数珠をつくり、これを繰り数えて仏さまの名を唱えれば、
  煩悩が断ち消えて、心身が清浄になるとされました。
  そこで、数珠、つまり数をかぞえる珠(たま)、と呼ばれる
  ようになったといわれます。

   数珠の玉の数は、この百八を基本としていますが、持ちやすく
  扱いやすくするために、半分の五十四、その半分のもの等が
  あります。一般に、在家用として売られているのもには、
  六分の一の十八玉のものが多いようです。

   数珠の発祥を訪ねていけば、昔々のアラビアからインド方に
  たどりつき、それが西に伝わってキリスト教のロザリオのもとと
  なり、東に伝わっては数珠のもととなったと、なにかで読んだ
  記憶がありますが、面白いものです。