法要の営み方


  ご法要(ご法事)は、四十九日、百ヶ日、一周忌、三回忌、七回忌、・・・と、
 年をおって続いてゆきますが、法要事を営むにあたってまず決定しなくては
 いけないのが、日時と場所、招く方々の範囲です。
  あらかじめ相談をかけておくべき人がある場合、その方達の都合を聞き
 お寺と日程の打ち合わせをします。土曜日・日曜日を希望される場合には、
 できるだけ早くお寺に相談された方がよいでしょう。
  この時、会場をどこにするか、自宅・お寺・会館等、どこで営むかもあらか
 じめ決定しておきます。

  日時、場所が決まったら、お招きする方々に連絡をしますが、電話でも
 案内状でもどちらでもよいでしょう。案内状には、日時・場所を明記し、
 出欠を返信してもらうときにはそのことも書き添えます。服装は略式で、
 と付記することもよいでしょう。
  次に、読経のあと会食(接待)をするときには、その手配もします。
 茶の子(粗供養)等、時宜に応じて、適宜手配します。

  以下、自宅でご法要をされる場合の説明です。
  ご法要の日が近づくと、仏壇等きれいに掃除をし、お供え物・お花等も
 新しくします。香炉の灰がよごれている時には、きれいにしておきましょう。
 私の所では、ご法要のたびに塔婆(とうば)を立てますが、必要に応じ
 購入またはお願いしておきます。

  当日は、お招きした方への接待等、準備に遺漏はないか、よく気を
 配っておきましょう。

  私の所では、ご法要の時には、仏さまへお膳(霊供膳・料具膳)を
 お供えしますが、この霊供膳や焼香盆を必要に応じ、支度しておきます。

  時至って、読経の始まる時間になると、席に着きますが、
 当家の主人等、故人に近い人が仏壇の近くに座ります。
  ・・・・・・ 読 経 ・ 焼 香 ・・・・・・
 読経が終わると、お墓まいりがある場合、お墓まいりとなります。
 線香・お水・お米、ロウソク等、あらかじめ用意しておきましょう。 

  お招きした方々への接待の席では、当家のものは末席に位置します。
 今度は、先ほどのご法要の時とは違い、末席からお客さまをお接待する
 訳です。

  接待の始まるとき、当家の代表は、お参りいただいたお礼の挨拶を
 しますが、すでに長時間が経過していますので、短めの方がよいでしょう。
 接待の後、茶の子等、引出物を用意してあれば持ち帰っていただきます。

  (接待の席での、挨拶の一例)
  「 本日は、故○○の○○回忌の法要を営ませていただきましたが、
   ○○寺様には、ご多用のところお参りいただき、丁重なお経を頂戴し、
   ありがとうございました。
    隣家ならびに親戚の皆さまには、お忙しいところを、まげて
   ご出席いただき、故人もさぞよろこんでいることと存じます。
   また、ご丁重なお供え等も過分に頂戴し、あわせて、あつく御礼申し
   上げます。
    故人は、皆さまもよくご存じのように、にぎやかなことが好きで、
   皆さまにおいでいただくと、いつもにこにこして話をしていましたが、
   今日もこうして大勢の方々に集まっていただき、さぞよろこんでいる
   ことと思います。
    用意いたしましたものは、本当に気持ちばかりではございますが、
   どうか時間の許す限り、ごゆっくりとしていただき、故人の思い出話など
   語っていただければと存じております。
    本日はどうもありがとうございました。」