道元禅師物語_30
 鎌倉の行化以後の道元禅師は、いっそう弟子達の
指導に力を入れ、厳しい修行生活を続けておられ
ました。
道元禅師物語_31
 ところが、越前の寒さと厳しい修行が影響してか、
道元禅師の身体は、呼吸器系の病におかされて
いました。
 
道元禅師物語_32
 建長5年(1253)1月、道元禅師は病床で
『正法眼蔵』最後の巻となる、『八大人覚
(はちだいにんかく)』の巻を著しました。
 そして8月、道元禅師は永平寺を懐弉(えじょう)
禅師に譲り、療養のため京へ向かいました。
道元禅師物語_33
 しかしながら、建長5年(1253)8月28日、
京都高辻西洞院において、ついに日本曹洞宗の
開祖道元禅師は息を引き取りました。
享年54歳でした。道元禅師物語_34
道元禅師物語_35道元禅師物語_36
※文中の挿絵は、善昌寺所蔵の絵巻より収録しました