盆 踊 り



   お盆の時節、お寺の境内や町の広場などに
 やぐらを設け、老若男女がより集い、音頭(おんど)や
 囃子(はやし)にあわせて輪になっておどる「盆踊り」は
 今や、すっかり夏の風物詩となっています。

   この盆踊りは、もともとは仏教の考え方にもとづいた
 もので、お盆に帰ってきた(招かれた)先祖の精霊を
 なぐさめ、または、送る踊りとされていました。
 盆踊りは、念仏踊りにはじまったとされていますが、
 これに小町踊りや伊勢踊りの要素がくわわったと
 考えられています。
   娯楽の乏しい時代にあっては、大きな娯楽性を
 もっていましたが、明治・大正期には風俗をみだす
 という理由で厳しい取り締まりもあったようです。
 現在では、その宗教的な意味あいは忘れられ、
 夏の行事として楽しまれています。

   盆踊りには、広場のやぐらのまわりを輪になって
 踊るものと、「流し」等といって幾組のものが街を
 練り歩くものがありますが、有名な阿波踊りなども
 この「流し」にあたります。