お正月の縁起ものに、皆さまよく御存知の、宝船に
七福神が乗り合わせている絵があります。
七福神は、昔から福徳の神様として広く信仰されて

きました。大黒天(だいこくてん)、
毘沙門天(びしゃもんてん)、
弁才天(弁財天・べんざいてん)は
インドの神様で、福禄寿(ふくろくじゅ)、
寿老人(じゅろうじん)、布袋和尚
(ほていおしょう)は中国の、
そしてわが国は、恵比寿(えびす)さまです。
七福神の絵は江戸時代の僧、
天海僧正が、仁王経を もとにして描かせた
ものだと伝えられています。
この七福神のもたらすといわれます七福とは、
寿命(寿老人)、有福(大黒天)、人望(福禄寿)、
清廉(恵比寿)、愛敬(弁才天)、威光(毘沙門天)、
大量(布袋)で、天海僧正は徳川家康から富国繁栄の
方法を聞かれ、七福神の絵を示しながら、この七徳の
必要を説いたといわれています。
また、宝船の帆には次のような、上から読んでも
下から読んでも同じ歌が書かれています。
この歌を三どとなえて寝ると、縁起の良い初夢を見ると
信じられていましたが、実はこの歌は、人々に早く煩悩から
目覚め、悟りの岸へ渡る修行をせよと説いているのです。
「なかきよの とおのねふりの みなめさめ
なみのりふねの おとのよきかな」
(長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め
波のり船の 音の良きかな)