月食 2004年5月5日

児玉 英夫 リーダー


上の画像を久リックすると拡大画像になります。

2004年5月5日の夜明け前に
ふだんは見えない地球の大きな影の中に、
月が入っていきました。
地球の影が丸いことが分かりますか?
地球は月の直径の3.7倍くらいあります。
古代ギリシャでは、このような月食を見て、
地球が丸いことを知っていた人もいたそうです。

前夜は曇りでしたが、衛星写真の雲の動きから、
晴れる可能性があったので、
福山市内の中央公園に望遠鏡を設置して待機しました。

本影食が始まった3時48分には、
月はまだ厚い雲にかくされて全く見えませんでしたが、
4時13分頃から姿をあらわし始めました。

4時15分30秒に完全に雲が晴れました。
その時の月の地平高度はわずか10度。
しかし大気の透明度が非常に良く、結構見えました。

露出が多めの写真では、
太陽の光が地球の大気で散乱されて影の中に入り込み、
月の影の部分を赤く照らしています。

月が完全に地球の影に入る(皆既)時刻は4時52分でしたが、
その少し前に、
公園の向こうの民家の屋根に月は沈んでいきました。