質 問 の 時 間

戸田リーダー:どうもありがとうございました。さあ、非常に貴重なお話をいただきましたが、スポーツということでしたけれども、やはり宇宙に行くと病院がないんですよね。ですから元気じゃないと行けないということなんでしょうね。古川さんは虫歯があるんでしょうか?

古川宇宙飛行士:虫歯はありましたけれども、きちんと治療してあれば大丈夫なんです。(戸田:虫歯があったら絶対に宇宙に行けないと信じている人が多いと思うんですけれども。)はい、30年、40年前はそうだったと思うんですが、現在はきちんと治療してあれば大丈夫なんです。というのは、虫歯の治療をするときに小さな空気のかたまりが詰め物の間に入ってしまいますと、周りの、ちょっと難しい話でごめんなさいね、気圧が変わった時にその空気がふくらんだり縮んだりして歯がすごく痛むことがあるんですね。それがまずいということで、昔はだめだったんですが、現在はきちんと治療してあれば大丈夫です。

戸田リーダー:はい、ありがとうございます。友達を大切にと言われましたが、狭い宇宙船の中でけんかをしたりすることはあるんでしょうかね?

古川宇宙飛行士:はい、そういうけんかになっちゃうといけないので、みんなと仲良くできる力というのはとても大切なんですね。国際宇宙ステーションというぐらいですからいろんな国の言葉も違えば、育った環境も違えば食べ物も好きなものが違う、そういった人たちと毎日同じ顔を合わせて長い間、半年とか、生活しなきゃあいけないんですので、みんなと仲良くできる力というのはとても大切なんです。

戸田リーダー:わかりました。さあ、じゃあ、私からじゃあなくて、みなさんから何か古川宇宙飛行士に聞きたいなと思っていることがあったら手を挙げて質問してください。じゃあ、あなた、はい、立って、大きな声で・・・古川宇宙飛行士さんが、そのお膝元まで行かれるそうです。

江野華子さん:本物の宇宙食のアイスクリームを食べたことがあるんですが、私にはただの甘いお菓子としか感じなかったんですが、宇宙で食べたら普通のアイスクリームのように冷たくておいしいような感じがするんですか?

古川宇宙飛行士:はい、いい質問ありがとう。こういう袋に入ったのを食べたのかな?僕もあれ食べてみたけど、本当にこれアイスかなと思ったんだよね。昔の宇宙食はああいう形だったんだけれども、今はねもうちょっと違うんです。地上でみんなが食べているようなものはほとんど食べられるんです。例えばカレーも宇宙に持っていって食べられるんです。200種類以上ありまして、色んな物が食べられます。地上で食べるようなアイスクリームも宇宙で普通に食べられるんだけれども、アイスクリームを入れとく冷蔵庫が今ないのね。実験の道具を入れとく冷蔵庫はあるんだけれど、アイスクリームを入れとく冷蔵庫が今ないのね。だから普通は食べられない。だけどね、アメリカ人のいたずらな宇宙飛行士がね実験道具入れるところにこっそりアイスを入れてって食べちゃったらしいって話は聞いたことがあります。とってもおいしかったって。ぜひ大きくなったら宇宙に行ってアイス実際食べてみてどんなだったか教えて。どうもありがとう。(拍手)

戸田リーダー:じゃあ、もう一人質問。じゃあ、男の子でいこうか、はい君。

高橋大地君:今僕は10歳で将来野球選手になりたいけど、古川さんが10歳の時にはどんな夢があったんですか?

古川宇宙飛行士:僕も10歳の時近所の野球クラブに入ったんですね。10歳の時、そうですね、野球は好でしたけども、やっぱり宇宙が好きだったね。宇宙に関係する仕事を何かやりたいなと思ったのね。その当時はね、古い話になっちゃうけど、その当時は宇宙へ行けるのはアメリカ人か昔のソ連人しかいない時代だったから、自分が宇宙に行こうという気はなかったけど、ウルトラセブンが好きだったからウルトラセブンにはなりたかったんだけどね。うん、いろいろ思ってました。ぜひがんばって野球選手になってね。サインちょうだいね。(拍手)

戸田リーダー:時間が迫ってるようなんですが、まあ、もう一人だけ質問を受け付けたいと思います。うーんと、うーんと、じゃあ古川さんにお任せします。

      :宇宙に行く訓練とかをさっき説明してくれたんですけど、それを含めてどれくらいの訓練をして宇宙に行けるんですか。

古川宇宙飛行士:質問ありがとうございます。どれくらい訓練したら宇宙に行けるんですかということなんですけど、一番早いと4年ぐらい。これはね、だいたい3段階ぐらい訓練があるんです。最初に小学校にあたる基礎訓練というのがあるのね。それが終わると中学校にあたるもうちょっと進んだアドバンスト訓練というのがあります。更にその後で、どこで宇宙に行くかということが決まって、実際に宇宙でする仕事を勉強する、高校にあたるような、そんな訓練があります。それをね続けてやると4年ぐらいかかるの。だから一番早いと4年です。なんだけど、実際は訓練と訓練の間で待ってる時間があったりするので実際は、そうだね、6,7年から長いときは10年以上かかることもあります。日本人の今までの例ですと、若田飛行士が訓練を始めてから4年ぐらいで飛んでいます。土井飛行士は最初訓練を始めてから12年かかったようですね。でも結構たくさん勉強することがあるからあんまり長いって感じはしないのね。ぜひ将来宇宙で一緒に仕事をしましょうね。(拍手)

戸田リーダー:はい、ありがとうございます。時間が迫ってまいりましたので質問の時間をこれで終わりたいと思いますが、我々が子供のときに見た鉄腕アトムのような時代が、宇宙がもう目の前に来ております。この中で、絶対宇宙へいっぺん行ってみたいという人手を挙げて。はい、ありがとう。ちょっと、宇宙は遠慮しとくわ。少年団はいいけど、遠慮しとくわ、という人はちょっと手を挙げて。はい、はいありがとう。誰にもチャンスはあると思います。しかし本当にわずかなチャンスですね。古川さんはその中のチャンスを勝ち得て、次に宇宙へみなさんの代表として行っていただくということで、ぜひまたその宇宙に行ったときのですね感想をみなさんにお知らせいただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。(拍手)