星に「願い」を、宇宙に「夢」を


中村 事務局長

 今月の16日で、私達の「備後ローズスター分団」は1歳になります。YAC本部のHPにも“誕生日”として紹介されています。この一年間、いろいろな活動をしていただきましたし、分団員・保護者の皆さんもよく頑張られました。活動の一こま一こまを思い出し、分団のHPと照らし合わせながら次の活動に思いを馳せてください。

 昨年の12月、第1回目の活動は「手作り望遠鏡」でした。口径5cmの屈折望遠鏡を親子で製作しましたね。リーダーの手助けを借りながら頑張ったと思います。運良く、福山上空をISS(国際宇宙ステーション)が通過し、視察しながら歓声をあげました。また、出来上がったばかりのほやほやの望遠鏡で「土星」を見ましたね。「うわぁ〜、輪が見えた!」「写真と同じだ!」などと声をあげ、時間を忘れて見入っていました。あれから一年。手作りの望遠鏡は活躍していますか?太陽の黒点を観察するためのグレードアップも行ないました。今月は、仙養ヶ原でアストロクラブの観測所と設備を使って天体観測に挑みました。口径の大きな望遠鏡で見る天体の素晴らしさ、不思議さに圧倒されたことでしょうが、自作の望遠鏡でもほぼ同じように見えることにも気がつかれたことでしょう。星空には、人間の夢と希望をかきたてる何か、無限に広がる世界と未知の世界が混在しています。限りない夢と挑戦する意欲を持ち続けて欲しいと思います。来年度は、不思議世界を理論的に考える「座学の講座」も検討したいと思っています。

 日本宇宙少年団は、大きな“夢”、「目標」を定めています。それは「YAC衛星」(人工衛星)を打ち上げよう、というものです。宇宙科学は「科学の粋」を集めたものと言えるでしょう。私達一人一人の力では、到底人工衛星など打ち上げることは出来ません。そこで、全国の宇宙少年団員が知恵を出し合えば、YAC衛星は実現できる可能性があるのです。私だったら何がしたいのか、私に何ができるのか。どんな人工衛星であればよいのか、どのような人工衛星がほしいのか。色々な夢が限りなく広がって行きませんか。YACはこんなことも考えているのです。備後ローズスター分団の君達、一つ考えて見ようではありませんか!一度、本当に人工衛星を作っている人や、人工衛星を打ち上げている人の話を聴きたいと思いませんか?

 日々の学校の勉強も大切です。でも、少年団の一員です。学校で出来ないことや学べないことを、思いっきり少年団の活動で体験してみましょう。そして、将来の自分の進路を探って行きましょう。1人でもこの備後から「宇宙飛行士」や「宇宙科学に携わる技術者」が育つことを夢見て、リーダーは皆さんと共に頑張っていきます。星に「願い」を、宇宙に「夢」を。どこまでも持ち続けてください。実現するために「備後ローズスター分団」で、頑張りましょう!