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棕櫚庵 旬 草 花


棕櫚庵周りの、いま盛りの草花です。お越しの折に、どうぞご覧ください。
                                             店 主

いま、盛りの草花

  門     松
カドマツ。
門松や
  おもへば一夜
      三十年
(芭蕉)
今年も「棕櫚庵」玄関先に門松を飾ってみました。今回の特徴は竹の伐り方。切り口に故意に節を残し、竹の頭を尖らせなかったことです。つまり、切り口を「笑い顔」に見立て作ってみました。如何でしょう。「笑う門(家・家族)には福来る」の諺のように、笑う門松にしてみました。今年も皆さんにとって、良い一年となりますように。
   鏡     餅 
カガミモチ。
山里は
  割木でわるや
      鏡餅
(漱石)
鏡餅を布細工にしてみました。但し、連れ添いが。
鏡餅は円満(丸い)が重なり、その飾りとして橙(代々)、鯛(めでたい)、昆布(喜ぶ)など、言葉のごろ合わせや云われの品物を用いて縁起物としています。普段、神仏を信じない人でもこのような迷信を気にすることから、人間て「弱い動物」なのでしょうね。
  三  色  菫
サンシキスミレ。
菫野に
 脱ぎ置かれたる
   上着かな
(三省)
可憐で綺麗な強い花の代名詞として、暑い時期なら「ポーチュラカ」、寒い時期なら「ビオラ」や「パンジー」いわゆる「三色菫」ですね。いま野山を見渡しても、色を付けているのは「南天」等の実が多く、このような洋花に助けられることが良くあります。正に困った時の「三色菫」と言う感じでしょうか。

  山  茶  花
サザンカ。
山茶花を
  雀のこぼす
      日和哉
(子規)
毎年この時期になると、地面に花びらを散らしている山茶花。「椿」との違いは、花が花びらで落ちるか塊で落ちるかで見分けます。花が落ちていない場合は、葉っぱの形状で見分け、山茶花は葉がギザギザになっています。昔なら「首が落ちる」ことを連想した椿より、山茶花を断然好んだ事でしょうね。
  藪  柑  子 
ヤブコウジ。
実が二つ
  尚ほ双葉にて
    藪柑子
(秋桜子)
藪柑子は縁起物として、よく似たセンリョウ(千両)・マンリョウ(万両)・カラタチバナ(百両)に続き、「十両」とも言われている植物です。また「明治」の頃は藪柑子がブームとなり、今のお金で1000万円で取引された事もあるようです。今はそれらを見るだけで、当時の思いに浸るだけの毎日です。
  糸     杉
イトスギ。
糸杉の
 向かふだあれも
   ゐない夏
(真木子)
今年も、糸杉科の「ゴールドクレスト」にクリスマスの飾りを付けました。
ついこの間、この飾りをしたばかりなのにもう・・・。
少年時代は一日が大変長かったのに、今では一年があっという間に過ぎてしまいます。もっと一日一日を大切に使わなければ、生きている甲斐がありませんね。