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棕櫚庵 旬 草 花


棕櫚庵周りの、いま盛りの草花です。お越しの折に、どうぞご覧ください。
                                             店 主

いま、盛りの草花

   蛍    袋
ホタルブクロ。
どどどどと
   蛍袋に
     蟻騒ぐぞ
(兜太)
 蛍が舞う時期に白い袋を風に揺らし、如何にも蛍に「こっちだよ」と呼んでいるようなこの蛍袋。蛍の光が終わった今でも、淋しそうに揺れています。今年はどういう加減か蛍の数が少なめで、「わ~すごい!」と言うお客様の声もあまり聞こえてきませんでしたが、例年より少々早くから目の保養をさせてくれました。
   十    薬
ジュウヤク。
十薬を
  はびこらせたる
    庭に住む
(汀子)
 解熱・解毒・利尿・湿疹等、多くの効能があると言う意味のこの「十薬」は、一般には「ドクダミ」と言う名前が通例です。知らない人は「毒」を連想させ嫌がる人もいますが、少々変な臭いはするものの昔から重宝されている植物です。これがまた、花材の少ない時期に生け花にしてもGOOD.。
  羊    草
ヒツジグサ。
波も無し
  水面埋めて
  
   羊草(徒然庵)
 睡蓮の別名「羊草」は未の時刻(午後2時)に咲くことからつけれれたようですが、家の「未さん」たちは、朝から美しい顔を見せつけてくれます。この羊草をじっと見ていると「西方浄土」のイメージからか、どの国にも咲き、どの国にも平和を持たれしてくることを願うばかりです。

  桔     梗
キキョウ。
秋色の
 はじめと思ふ
   桔梗かな
(不二男)
 「秋の七草」の一つであるこの花が庭を飾ると、夏の暑さも終わりに近づいている気がしてきます。ところがどっこい、今年の夏は全国の最高気温が「熊谷」で更新されたように「危険な夏」となっていますね。これでは人間だけでなく植物の生態も変わってきそうです。そんな中、この青紫色が鮮やかです。
  合     歓 
ネム。
咲きそめし
  合歓にふえゆく
     旅予定
(汀子)
 河原に崖に、正に冠のある鳥の群れが止まっているような花を咲かせる合歓。葉は「オジギソウ」同様、昼に開き夜に閉じる規則正しい生態をしています。この植物の生命力は強く、一寸手入れを怠った田畑にはすぐ生えてきます。人間同様、規則正しい生活は元気の源なのでしょうね。
  凌  霄  花
ノウゼンカズラ。
凌霄花
  道を急がぬ
    猫のゐて
(洒望)
 庭の「樅」や「棕櫚」の根元にこの「凌霄花」を植えたら、見る見るうちに主に絡まり、今では主より大きな顔をしています。知らない人は樅や棕櫚の花と間違えてしまう程、花の少ないこの時期を鮮やかな色で主張しています。色のない世界も風流ですが、色のある世界もまた良い物ですね。