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棕櫚庵 旬 草 花


棕櫚庵周りの、いま盛りの草花です。お越しの折に、どうぞご覧ください。
                                             店 主

いま、盛りの草花

  釣   舟   草
ツリフネソウ。
ゆらぎつつ
  夢の中まで
      釣舟草
(寒太)
 そう言えば、一年以上も魚釣りとはご無沙汰です。行こうと思った「渓流釣り」は家の都合で行けなかったし、「海釣り」は例の向島「囚人逃走」で同様。この花を見る度に不思議と釣り気分がむくっと起き出すのです。さて、この秋こそ。そんな意欲を抱けるこの花が、今年も至る所に咲き始めました。
  節 黒 仙 翁
フシグロセンノウ。
仙翁の
  名ぞ尊きと
    思うべし
(仙翁)
 毎年この時期、谷合に姿を見せるこの花は、調べると日本の「固有種」らしいのです。今咲く多くが外国から帰化した中で固有種と聞くと余計に貴重で愛おしく思われます。反対に「ハハコグサ」などは外国に渡って群生しています。こんな所でも「国際交流」が盛んになっているんですね。
  夏  水  仙
ナツスイセン。
夏水仙
 すつくと大地
  
熱を持つ(みづえ)
 今年は例の「西日本豪雨」に「猛暑」更に「大型台風」と、日本中が荒らされました。当然我が庭や花畑も川となり、土砂の「お土産」をもらう羽目となりました。そんな中でこの花がどうにか咲きました。災害の中、地下に根を下ろしてじっと耐えていたのでしょう。元気、ありがとう。

  溝  蕎  麦
ミゾソバ。
みぞそばや
  道広くなり
     細くなり
(立子)
 畑には今、蕎麦の実が収穫の時期を迎えています。その実りの秋に、田舎の溝岸には蕎麦の花葉に似たこの「溝蕎麦」が人の目を和ませてくれます。しかしこの花は残念ながらタデ科で「腹の足し」にはなりません。ただ、桃色の花の可愛さや「牛の額」に似た葉っぱの面白さには見入ってしまいますね。
  貴  船  菊 
キフネギク。
蹲(tukubai)に
  手水の音や
     貴船菊
(恵山)
 「貴船菊」とは如何にも気品のある名前ですが、いわゆる「秋明菊」のこと。しかし菊ではなく、キンポウゲ科でアネモネの仲間です。それでも「菊」と付けられているのは日本にない「黄泉の国の菊」と言う事で命名されたそうですが、珍しいことからきっと高貴な菊のように見えたのでしょうね。
  秋  海  棠
シュウカイドウ。
中庭に
  雨を集めて
     秋海棠
(西邨)
 川岸に一株咲いているこの「秋海棠」は、茎までピンク色に染まりその美しさに誰もが目を止めるはずです。しかしこれが群生すると厄介で、裏庭の雨で倒れたそれは見るも無残な姿となります。やはり「美しい物と美味しい物は小人数」と言われることは正しいようです。女性らしい色ですね。