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棕櫚庵 旬 草 花


棕櫚庵周りの、いま盛りの草花です。お越しの折に、どうぞご覧ください。
                                             店 主

いま、盛りの草花

  胡  蝶  花
シャガ。
紫の
  斑の仏めく
     薯莪の花
(虚子)
遠くから見ると正にモンシロチョウが舞っている様子か名が付けられたと言われる「胡蝶花」。この花は、実は種子を作らず地下茎で増えていきます。我が家の立地が岩山の湿った山陰にあることからこの胡蝶花が群生しています。何でも少しは貴重で綺麗ですが、これだけ群生すると手におえなくなりますね。
  片  栗  花 
カタクリ。
片栗の
 咲けば消えゆく
  山河かな
(廣太郎)
山陰の湿地帯に可憐に頭をもたげる希少種。昔はこの根で実際に片栗粉を作っていたと聞きます。少し掘っても「どうやって片栗粉が・・・」と思いますが、造成地を機械で掘ると、ものすごく大きな根が出てきて「なるほど」と納得できます。食用にも良し観賞用にも良しの優れものです。
 匂 い 水 仙
ニオイスイセン。
水仙を
 束ねその香を
  
  配りけり(汀子)
台所に入ると、春の匂いが漂ってきました。連れ添いが毎年、春一番になるとこの花を一輪挿しに差します。しかし当の本人はもっぱら見て楽しむだけで「よく匂いで分かったね」と感心するぐらい花の匂いには・・・。ただし、美味しい臭いがしてくるとすぐ釣られてやってきます。

  海 老 根 蘭
エビネラン。
近づける
 足音に揺れ
   えびね蘭
(久利代)
 近く(府中市上下町小塚)に海老根蘭を増やし、近年五月初旬に毎年イベントをしているグループがある。これは土居さんと言う方が長年一株づつ増やしていった賜物である。 このエビネは「自然環境」や「病気」等で増やすのが容易ではないが、夢を持ちコツコツ努力を積み重ねられたことが伺える。
  芍     薬 
シャクヤク。
芍薬の
 雨の重さに
  耐へ切れず
(舟津)
 これも近く(府中市上下町上下)に牡丹を増やし近年毎年五月初旬に「牡丹園」を開放されている西奥さんと言う方がいる。牡丹はこの「芍薬」に似てはいるが、大きな花の見事さに一輪を観賞するには最適な花だ。一方「芍薬」は、幾つか集めて美しさを表現する花。どちらも甲乙付け難い。
  金  銀  花
スイカズラ。
山になずむ
  春や日かげの
     忍冬
(龍之介)
 冬を耐え忍ぶ植物として「忍冬」の字が充てられているが、写真のように白と黄色、いわゆる金色と銀色に咲く花と言う事で「金銀花」の字も用いられている。これは二つの色ではなく、「酔芙蓉」のように白から黄色に変化する植物だからだ。甘い匂いは虫たちだけでなく我々人間をも引きつける。