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棕櫚庵 旬 草 花


棕櫚庵周りの、いま盛りの草花です。お越しの折に、どうぞご覧ください。
                                             店 主

いま、盛りの草花

  福  寿  草
フクジュソウ。
色こぼす
  よりの日数の
      福寿草
(汀子)
福寿草は別名「元日草」「朔日(ツイタチ)草」とも呼ばれ、標高400メートルのわが家でも正月に咲くことさえあります。ところがどっこい、今年は何十年ぶりと言う程の低温の年で、当分姿かたちが見えませんでしたが、やっとのこと春の日差しに誘われ咲いてくれました。この花を見ると冷え切った心も体も何故か暖かくなる気がします。
   蝋    梅 
ロウバイ。
日溜りや
  蝋梅の香の
   ほのかなる
(渓水)
この蝋梅は、梅の字が充てられていることから梅の仲間かと言えばそうではなく、クスノキ目ロウバイ科の植物。梅の花を待ち望むあまり、冬に咲くこの花を「ろう梅」としたのかも知れませんね。とは言え、梅の蕾が固く閉ざしている今年は、色は「イマイチ」でも匂いも含め、春を待ち焦がれさせてくれる花ですね。
  猫    柳
ネコヤナギ。
猫柳
 河原に恋の
  溢れをり
(廣太郎)
春の日差しを受け、ようやく川岸に猫柳が膨らんできました。猫のしっぽに似ている所から付けられたこの名は正にそれ。この時期になるとどこからともなく猫が我が家にやってきます。今は家には猫がいないので左程でもないのですが、いた時はそれはそれは春の季語となる「猫の恋」状態でした。

  節  分  草
セツブンソウ。
節分草
 木々の息吹を
   地にあつめ
(立男)
春の節分の季節に花を咲かせ、その名がつけられたと言われるこの花も、今では貴重な花として観賞されています。余り肥沃な土地には咲かないところから「貧乏花」と言われていたようですが、近くの群生する場所では「観光化」される、今では希少種として大切にされているようです。我が裏庭も満開です。
  水     仙 
スイセン。
水仙の
 匂ひも
 描くつもりなり
(秋硯)
この花が咲くと、春の足音を強く感じられます。とは言えこの水仙は、彼岸花科で同様に毒性が強く、反対に鳥獣除けとして植えている所もあるようです。その為「ニラ」や「アサツキ」と間違えて亡くなる人も後を絶ちません。「綺麗な花には棘がある」ことを身に沁みなければいけませんね。
  辛     夷
コブシ。
白山の
  風透き通る
     花辛夷
(清武)
果実が、握りこぶしのようなデコボコがあることからこの名が付けられたようですが、大きく真っ白い花は、夜の闇を明るく照らしてくれるます。特に、子どもが夜トイレに行く時に「大丈夫だよ」と闇夜の怖さを半減してくれるような優しさを感じさせるこの花。何だか童話が書けそうですね。