『明治新撰泉譜(第二集)』 00821
成島柳北
江島伊兵衛 発行
明治18年(1885年)4月30日
和本 23×16.7 cm


解 説
日本、支那、安南の新古貨幣の図譜3巻のうちの第2集。和同開珍にはじまる内外の古銭のカタログ。『明治新撰泉譜』の泉は銭を意味している。

管理 氏 名 名  称 制作/発行 日 付 コメント
00820 成島柳北 『明治新撰泉譜第一集』 江島伊兵衛 明治15年5月 世間に多数あるものを記載
00821 成島柳北 『明治新撰泉譜第二集』 江島伊兵衛 明治18年4月30日 収集の困難なものを記載
00822 守田宝丹 『明治新撰泉譜第三集』 守田宝丹 明治22年12月23日 古銭・稀覯品を記載

 第1・2集の成島柳北は、明治初期の著名なジャーナリストでありながら、古銭収集仲間のリーダ的な存在であったようだ。

第3集の守田宝丹は
守田治兵衛といい、上野池之端にある「守田宝丹」という薬舗の当主である。成島柳北の没(明治17年11月30日)後、翁の遺稿をもとに第3集を発行したらしい。代々守田治兵衛を名乗っており、同時に通称として守田宝丹を使っていたようだ。第3集を刊行したのが9代目とすれば、第3集を発行した明治22年には49歳前後のはずである。奥付には「守田治兵衛父守田宝丹」、また本文中には「宝丹守田祐孝」の署名があり、8代目であるのかもしれない。

第3集には所蔵者として、五十川源吉、麻生永女、石井四郎三郎、村上国次郎、平川良坪、桜谷笠井透悟、岡本藻蔵、小川喜三郎、山地央之助などおおくの名前が見える。

第1・2集にある「江島伊兵衛」というのは版元としての名称でもあり、神田に「わんや書店」として存続している。


2005年12月14日追加●2006年11月21日更新:タイトル●