『憐駁者 00266
野之口隆正
天保7年(1836年)作
安政3年(1856年)刊
和本二巻二冊 25.4×18 cm


解 説
野之口隆正が在野の学者であった天保7年(1836年)頃、彼の弟子・鈴木重胤(すずき・しげたね)の請いによって著わしたのがこの書である。

内容は、ある儒者が『駁本居翁書』と題して、皇国をおとしめ唐土を称揚する書を作ったのを読み、その惑いをあわれみ、本居翁の寃をそそごうとした書である。書名の由来は、
「皇国の万国にすぐれたることをうまくさとりて、長く快楽をうくべき時運に近づけるを、駁者の輩こころおそくも外来の教法に迷ひをるハ、実に憐むべきものになんありける」
ということばによっている。
   (出典1)


出典1:『誠之館記念館所蔵品図録』、74頁、福山誠之館同窓会編刊、平成5年3月23日
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