『三道三欲昇降図説 00265
野之口隆正
安政3年(1856年)刊
和本全一冊 25.5×18.1 cm


解 説
この書名が、『憐駁者』の中に引用されていることから、著作年代は、同書とほぼ同時期の天保7年(1836年)頃であろうと思われる。

著者のいう、神道・人道・獣道の三道は、皇学的世界観であり、これに相応する神欲・人欲・獣欲・の三欲は、生物の生命論的倫理観である。巻末の紹介文によると
「これは皇国性理の書なり」とあるが、「三道三欲」の中に、仏教にいう三界(欲界・色界・無色界)説の影響を見てとることもできるであろう。   (出典1)


出典1:『誠之館記念館所蔵品図録』、74頁、福山誠之館同窓会編刊、平成5年5月23日
2006年1月20日更新:レイアウト●2006年11月14日更新:レイアウト●