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ネズミサシ
ネズミサシ 【鼠刺】

[その他の名称]
ネズ、モロノキ、モロギ、ムロノキ、室の木


ヒノキ科ビャクシン属の常緑針葉樹。
学名:Juniperus rigida


本州中南部から、四国、九州の山間地や丘陵地に生育。蓄積量は少ない。


辺心材の区別は明瞭で、心材は淡褐色を呈する。樹脂分が多いので年月を経ると濃い飴色になる。成長は遅く年輪幅が小さい。


材は緻密で、日本の針葉樹の中では最も重硬。木肌は緻密で光沢がある。 樹脂分を多く含み耐久性や保存性が高く、水湿にもよく耐える。また、材は芳香を放つ。
気乾比重 : 0.54


床柱や彫刻材など。白檀の模擬材として用いられることもあり和白檀と称する場合もある。


葉の先端は鋭くとがって触ると痛く、鼠さえも刺してしまうというのが語源。
庭木や盆栽としても人気があり、園芸上では杜松(としょう)と呼ばれる。



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