キリ 【桐】 paulownia
ゴマノハグサ科キリ属の落葉広葉樹。散孔材に近い環孔材。
学名 : Pauloumia tomentosa
北海道南部以南において植栽される。会津桐、南部桐などが有名。日本へは中国から伝来したとされ、アメリカにも自生する。
最近、ブラジル、パラグアイ、マレーシア等にも植栽され、我が国に輸入される。
辺心材の別は無く、くすんだ白色をしている。髄は空洞となる。
アクが強く、アク抜きを怠ると、年月を経ると徐々に黒ずむ。
日本の木材中最も軽く、切削等の加工は極めて容易。反面、強度は劣る。
湿気を通過することが少なく、割れ、狂いが少ない。研磨すれば光沢を出す。
気乾比重 : 0.19〜0.30
家具材、下駄材、楽器材、箱材など幅広く用いられる。
また、熱伝導率が極めて小さく、発火しにくいことから、金庫の内箱材として用いられる。
日本桐の他に、台湾桐(P.kawakamii)、九重桐(P.fortunei)などの種類があるが、見分けは困難。
詳しくは、こちらのページをご覧下さい。
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