カリビアマツ Caribaea Pine
マツ科マツ (Pinus) 属の針葉樹
[その他の名称]
カリビアンパイン (Caribbean pine)
中南米のカリビア海沿岸に天然分布している。現在では、熱帯アジア、太平洋地域、その他に広く植栽されており、特にフィジーの造林地が有名。
辺心材の差は明らかで、辺材は淡い黄白色、心材は淡い褐色。但し、造林地のものは成長が早いので、心材を形成しない。
木理は通直で、木肌はやや粗い。耐久性は低い。製材したものは狂いやねじれが出やすい。青変菌の害を受けやすい。
気乾比重 : 0.41〜0.67
パルプ、箱、建築、杭など。主として、パルプ材料として造林されてきたため、木材としての利用価値は劣る。
葉が三本一組になる三葉松の仲間。