抽斗の中のエッセイ 目次
若かりし頃 (といっても、40歳代が中心ですが)、折に触れて、雑誌などに執筆したエッセイ集です。
議論は幼稚、思想は浅薄、そのくせ少しばかり尊大で、恥ずかしい限りなのですが、私の“思想”の軌跡として整理したい気もあり、抽斗の中から掘り出してきました。失くしてしまったものもあります。
(タイトルををクリックすれば、内容を見ることができます)
1970年代
・感傷的システム論(1971)―― Simon & Garfunkel の"The Sound of Silence"第3節。私がはじめてこの歌を知ったのは1970年1月、ワシントンの・・・・・
・偶然(1973)―― 大学のある丘を南へ下ったところに、九品仏浄真寺という大きなお寺がある。この寺の南端に小さな交番が・・・・・
・危険なイメージの不毛(1974)―― 五月の大連休のすぐあと、次のような新聞記事が私の眼をひいた。「東京湾岸の潮干狩り場が、工業地帯づくりのための埋め立てによって年々姿を消しているが・・・・・
・管理者の新しい武器=決定分析(1977)―― 意思決定を分析するなどということができるのだろうか。「分析」という以上は、合理的決定にいたる「科学的」手順を意味しているはずで・・・・・・
・社会価値分析(1977)―― 価値分析では「機能こそ価値をもつ」という考え方から、製品なりサービスに「使用機能」と「貴重機能」を認め・・・・・これに第3の価値ともいうべき「社会価値」が付加さるべき・・・・・
・(書評)Lovins,Soft Energy Paths(1978)―― 人間復興に脈打つ 大胆かつ綿密なソフト・エネルギー戦略
1980年代
・本とのつきあい方(1980)―― 本とつきあいはじめて40年になんなんとする人間なら、この主題で学生諸君に何か伝授することが・・・・・
・地域科学は何をするものか(1981)―― 地域科学とは一体何か、地球科学というのは聞いたことがあるが、地域科学という「科学」があるのか・・・・・
・地域計画理論の構築のために(1982)―― 日本列島の巨大開発、拠点開発主義が破産してすでに久しく、昭和50年代に入ると、地域主義が唱えられ・・・・・
・地域計画理論の構築のために(2)(1982)―― この「対等に計画に参加する」共同主義が、住民と計画者(プランナー)との間にどのような相互作用を生みだすか、その相互作用を媒介する計画書(プラン)は・・・・・
・生産における管理と運動、そしてプロジェクト活動(1983)―― 生産活動の改善、あるいは管理のシステムづくりでは、プロジェクト・チームが組まれることが多い。こうしたプロジェクト活動のもつ意味を探り、コンサルタントとして・・・・・
・工学、システム、そして計画(1984)―― エンジニア(作る人)とシステム(作られるもの)、政策科学へ、さらに行為論・過程論からの計画へ
1990年代
・あるチャンピオンの死(1991)―― 2月にしては暖かい日差しの差し込む部屋のなかに、私は正座していた。私の前にはひとりの巫女が、今まさにトランス(神がかり)状態に入ろうとしており・・・・・
・環境と社会に貢献するVEへ(1992)―― 企業が自社製品にVEを適用するというとき、自社製品とその直接顧客という、いわば“閉じたサークル”のなかだけで考えていたのでは・・・・・
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