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France-Bordeaux |
メドック格付け第1級の中でも筆頭の位置を務める銘酒中の銘酒。コンティ王子とのロマネ・コンティの畑の取り合いをしたことでも知られるマダム・ポンパドールが晩餐の席で欠かさなかったと言われるのが、このラフィット。1級格付けの中で、最も広い100haの畑から約2万5千ケースのワインが生まれます。 |
メドック格付け第1級ワイン。1855年の格付けでは第2級でしたが、1973年、例外的に第1級へ昇格。毎年、著名画家によりラベルが描かれる事でも有名。75年の画家は、あのアンディ・ウォーホールです。 |
Ch. Clerc Milon このシャトーは、あの偉大なる故バロン・フィリップ・ド・ロートシルトの娘、フィリピンヌの所有。ムートンとは兄弟シャトーになります。畑は30ha、ムートンとラフィットに隣接する絶好の場所。現在は、二人のお人形が踊る愛らしいラベルとなっていますが、この年はまだ旧ラベルです。 |
Ch. d'Armailhac これもシャトー・ムートンの兄弟シャトー。故バロン・フィリップ男爵がこの畑を入手したのが1933年で、当時はムートン・ダルマイヤックと呼ばれていました。そして、56年にムートン・バロン・フィリップと改名、75年にムートン・バロンヌ・フィリップ、89年からダルマイヤックと改称されています。(出世魚じゃないんだから。。。) |
メドック格付けシャトーの中でも、120haという広大な畑を持ち、ムートン、ダルマイヤックの南側に位置するポンテ・カネ。セカンド・ラベル(レ・ゾー・ド・ポンテ)を合わせると年間約4万ケースを産出。第5級ながら、それ以上の実力を持つとされる評判のよい赤です。 |
1942年にシャトー・バタイエの畑から分割され、あのボリー家(デュクリュ・ボーカイユ、グラン・ピュイ・ラコストのオーナー)の経営となったオー・バタイエ。この地区にしては22haというこじんまりとした畑は、ポイヤック村の南寄り、ジロンド河からかなり内陸に入った森の端に位置するそうです。 |
メドックの格付け第2級。このシャトーは、1855年の格付け以降所有者が変わらなかった3つのシャトーのうちの1つで、2世紀にもわたってアイルランド系のバルトン一族が所有しています。第3級のシャトー・ランゴア・バルトンと同じシャトー内で醸造されており、この2つのワインからセレクトされた物がレディー・ランゴアという名前でセカンド・ワインとして造られています。 |
手堅く高品質なワインを生み出すことで知られるコーディア社所有の格付けシャトー。同じコーディア社所有のグリュオ・ラローズに隣接し、102haという広大な単一畑からワインが造られます。新樽は約40%。 |
Ch. Lalande-Borie シャトー・オー・バタイエと同じく、メドック格付け第2級のシャトー・デュクリュ・ボーカイユを所有するジャン・ユジェンヌ・ボリー氏のシャトー。18haというこの地区としては、こじんまりとした畑は、もともとシャトー・ラグランジュの一部だったという事。とても評判の良いワインなので期待していたのですが。。。 |
このワインに詳しい説明はいらないほどのシャトー・マルゴー。ボルドーで最も名のしれた87haの畑は、小石が多くその下方に石灰質の土壌が存在、緩やかな傾斜によって適度な排水と保水のバランスを保っているそうです。 |
1855年のメドック格付け第2級の中で、トップにランクされたシャトー。パーカー氏の「ボルドー」によると、60年代や70年代の不調の時代を過ぎ、80年代初頭の数々の改良により、その格付けに見合っただけの秀逸なワインを生み出しているということ。(新しい蔵の建設、ステンレス発酵槽の増設、新樽の増加、厳しい選別の強化など) |
Ch.Palmer 1855年に行われたボルドーの格付けでは、第3級。しかし、長年にわたり、安定した品質のワインを造り続け、その人気、実力共に、第1級のシャトー同等に評価されています。いわゆる「スーパー・セカンド」の第1号。 |
Ch. Desmirail メドック格付けシャトー(ブラーヌ・カントナック、デュフォール・ヴィヴァン等)を有するルシアン・リュルトンのシャトー。このシャトーも、1855年の格付けでは第3級にランクされながら、近年の評価はパッとしないのですが。 |
ポムロールとサンテミリオンのAC境界に位置するこのシャトー。つまりポムロールのペトリュスやル・パン、サンテミリオンのシュバル・ブランの中間にあります。1874年以降、ニコラ家が運営し、12haの畑からは毎年5000ケース前後のワインが生まれます。 |
Ch. Haut-Fonrazade ワインショップ「エノテカ」さんのおすすめワイン。黒のラベルに金の印字という荘厳なラベル。そのルックスに惹かれます。 |
Ch. Moulin Haut-Laroque 昨年飲んだ3000円以下の赤ワインで、第1位にあげた「シャトー・エルベ・ラロック」。このワインはそのファーストです。ポムロールに隣接するフロンサック地区で最も重要かつ秀逸な造り手とされるのが、ムーラン・オー・ラロックのジャン・ノエル・エルヴェ氏。 |
このワイン、詳細が分からない(もしかしてソーテルヌ地区のワイン?)のですが、素晴らしいワインです。なんと、85年のボルドーAOC。このヴィンテージにして、まだ鮮やかなルビー色をしています。果実味も衰えることなく快活で、わずかな熟成香とカシス。ミディアム・ボディのバランスのとれた味わいに脱帽。探せばあるんですね、もっともっといいワインが。輸入元:ヴァンシュールヴァンマスモト。 |
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