August,1998 (2)

Ch.Mouton Rothschild '90
(France-Bordeaux)
シャトー・ムートン・ロートシルト

Bourgogne '94
(France-Bourgogne)
ブルゴーニュ

Pouilly Fuisse '95
(France-Bourgogne)
プイイ・フュイッセ

Muscadet de Sevre et Maine Sur Lie Exclusivite '95
(France-Val de Loire)
ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー・エクスクリュジヴィテ

Sauvignon Vin de Pay d'Oc '96
(France-Languedoc Roussillon)
ソーヴィニヨン・ヴァン・ド・ペイ・ドック

Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico '96
(Italy-Marche)
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ

Vieux Marc de Champagne
(France-Champagne)
ヴィユー・マール・ド・シャンパーニュ

Santelmo Chardonnay '88
(Argentine-Mendoza)
サンテルモ・シャルドネ



France-Bordeaux


Ch.Mouton Rothschild
シャトー・ムートン・ロートシルト

ポイヤック 赤 (CS80,CF10,M8)
('90 \34,000)

 メドック格付け第1級ワイン。1855年の格付けでは第2級でしたが、1973年、例外的に第1級へ昇格。毎年、著名画家によりラベルが描かれる事でも有名。
 このワインはこちらで詳しく特集しています。
 CURRENT TOPICS August 1998 (2)



France-Bourgogne

Bourgogne
ブルゴーニュ
ブルゴーニュ 赤 (ピノ・ノワール) 
('94 \3,400位)

 シャンボール・ミュジニー村にある優良ドメーヌ、ジョルジュ・ルーミエ。ここの「ボンヌ・マール」は一度飲んでみたいものです。他にも「クロ・ド・ヴージョ」「コルトン・シャルルマーニュ」などの銘酒を造っています。
 AOCブルゴーニュもさすがに真面目なドメーヌなんだなって事が分かります。香りはそこそこですが、柔らかな口当たりと豊かなブドウの果実味が感じられます。
(ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ)


Pouilly Fuisse
プイイ・フュイッセ
プイイ・フュイッセ 白 (シャルドネ)
('95 \4,200位)
  
 ブルゴーニュのマコネー地区を代表する銘柄。プイイ・フュイッセって、好きなワインの一つです。その酸味と柔らかなコクのバランスが絶品の辛口白。
 7月に続いて、ブルゴーニュで最も信頼できるネゴシアン、ルイ・ジャド社の物を頂く事が出来ました。前回はラベルをお見せする事が出来なかったので、人形の顔のラベルを憶えておいて下さい。(ルイ・ジャドのラベルってなかなかきれいに剥れないんですよね)
(ルイ・ジャド社)





France-Val de Loire

Muscadet de Sevre et Maine Sur Lie Exclusivite
ミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー・エクスクリュジヴィテ
ミュスカデ 白 (ミュスカデ)
('95 \2,500)

 ロワールの河口ナント市の南に広がる産地、ミュスカデ。ナントと言えばワールド・カップの日本対クロアチア戦でも有名になりましたね。
 ミュスカデの中でも上質とされるのがミュスカデ・ド・セーヴル・エ・メーヌ。また、このワインの伝統的な製法がシュール・リー (Sur Lie)。瓶詰めまで澱を引かずに寝かせておくことで、酸化を防ぎ、よりフルーティーな味わいを保ちます。
 このエクスクリュジヴィテ(排他的という意味)は、ルイ・メテロー社の最上級グレード。とても洗練された味と外観です。
(ドメーヌ・ルイ・メテロー社)



France-Languedoc Roussillon



Sauvignon Vin de Pay d'Oc
ソーヴィニヨン・ヴァン・ド・ペイ・ドック

ラングドック 白 (ソーヴィニヨン・ブラン)
('96 \980)

 前回紹介したドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼのプドゥ氏が造るソーヴィニヨン・ブランです。
 ヴァン・ド・ペイとは思えない程の出来です。南仏のラングドックで、どうしてここまでソーヴィニヨン・ブランの典型とでも言えそうな味が出せるのか不思議です。シャープな酸味もあり、ほのかな甘味も。ボルドーのいい辛口白に間違えそうなワインでした。
(ドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼ)




Italy-Marche

今月の一推し

Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ
マルケ 白 (ヴェルディッキオ種100%)
('96 \2,000)

 ヴェルディッキオ種の故郷として古くから知られるカステッリ・ディ・イエージ地域。伝統的なデザインのアンフォラ型と呼ばれるボトルに入っています。
 上記のミュスカデに似たタイプですが、ミュスカデが切れの良さを特徴とするなら、このワインはよりフルーティーで柔らかな口当たり。万人ウケするのは、このヴェルディッキオの勝ちかもしれません。隠れた銘酒、これはおすすめです。
(ガロフォリ社)



France-Champagne


Vieux Marc de Champagne
ヴィユー・マール・ド・シャンパーニュ
シャンパーニュ マール
(\7,000)

 「ブドウの搾りかすで造ったブランデー」がマールです(イタリアではグラッパ)。ワインの搾りかすの再利用という意味では、今の時代にマッチしたお酒?
 モエ・エ・シャンドン社のマールは、シャンパン用ブドウの搾りかすを再発酵の後、蒸留して樽熟させた物。
 これはすっきりしていてまろやかで本当に美味しい。出来ればロックや水割りにせず、常温でストレートで飲んで下さい。(冷やすと丸みがなくなって渋く感じます。)
 ただ、マールって搾りかすで造ってるくせに、結構高価な物が多いので、飲みすぎると高くついてしまいます。 
(モエ・エ・シャンドン社)



Argentine-Mendoza

今月の番外編
Santelmo Chardonnay

サンテルモ・シャルドネ
メンドサ州 白 (シャルドネ)
('88 \4,000位)

 とある何度か行ったことのあるラウンジ。そこには面白いワインが置いてあるんです。このアルゼンチンのサンテルモ88年、オーストラリアはシャトー・タビルクのリースリング82年(珍しい)、ジョセフ・ドルーアンのシャブリ89年などなど。
 そこで開けたこのワイン、グラスに注ぐと茶褐色なのです。飲んでみるとまるでシェリー、それもオロロソのような味。なんだ、これ。。。完全に酸化してる。それにしても素晴らしい具合に熟成してる。いや、もしかしたら、アルゼンチンでは、シャルドネを使ってシェリーのような酒精強化ワインを造っているのかも?(そんな馬鹿な!)
 なんだかんだ言いながら一本飲んでしまった私達は愚かでしょうか? ん。。。ワインは深い! 
(サンテルモ社)



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